創造の泉、湧きつづける(ホントか?)泉はつねに自然の中にあった、自然をなぞっていただけのだとこの歳になり気づくことがおおくなった。
山には好きな武器(道具ね)や本を持って、好きなことにただひたすらどっぷり浸かり音楽さえもいらない森閑と静まり、知性や感性の研ぎ澄まされる暗闇の中ではガソリンストーブでさえ五月蝿くかんじる。。そんな山でソロキャンの相棒がこちらのテント。
MOSS TENT ”OUTLAND” Seattle Era.
MOSS TENT WORKS Co.,ltd. CAMDEN MAIN 1975年-(1983*)-1994年
彼の作品に全てに通ずるイメージは自然の中に置かれていても ”ノイジーでない”ってところだとおもう。じぶん的には。
それまでのテントは皆(家型)であった時代、POP UP TENTをリリース。世界のテント・アウトドア業界にイノベーションをおこし、新しいデザインの観念を植え付けたBill Moss. 1本もしくは2本のポールで自立させかつ、居住性を確保そして強度に優れたこの作品。いまでは当たり前となっているドーム型テントの源流はMoMA® The Permanent Collection.** となっている。
ベージュカラーのこの「繭」につつまれていると「蛾」なりそうになる。そんなテントで寝転がってると”答えは全て自然の中にある”ということをあらためて感じさせてくれるのだ。
This world is but a canvas for our imagination.***
*1983年は創業者Bill Mossが会社を離れる(1994年Bill Moss没)
**収蔵のモデルは Star Gazer II
***ウォールデン森の生活 Henry David Thoreau (1817 – 1862)